機器使用前確認事項シート(公開版)v04.pdf

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場所 滋賀県工業技術総合センター(栗東) 電話:077-558-1500
料金表コード U60
機器/試験名称 プラスチック改質装置
商品名 卓上型小型混錬機
メーカ名 Xplore Instruments BV
型式 MC15HT
仕様 (注)以下はカタログスペックであって、実際のご利用の際は利用者さまの安全確保や装置保護の観点から設定値に制限等を設ける場合があります。

・サンプル容量  :15ml(溶融状態)
・最高温度    :450℃
・スクリュー形状 :二軸コニカル型
・スクリュー回転 :同方向
・スクリュー回転数:最大500rpm
・スクリュートルク:最大40Nm

○混練後の樹脂はコンベアベルト等を用いてストランドとして回収できます。

○射出成形ユニットとの併用で試験片の作製が可能です(利用には別途料金が必要)。
https://info.shiga-irc.go.jp/public/117m00_bihin.php?kinou=list&KNO=U61&SCD=1&RtKbn=1-..

○シート等への成型は卓上熱プレス機をご利用ください(別途料金が必要)。
https://info.shiga-irc.go.jp/public/113m00_bihin.php?kinou=view&KID=1585&SID=osbtt6a9jitvo..

備考 ○安全関係
・保護具(手袋、安全靴、ゴーグル、ヘルメット等)をご持参いただき、正しく着用のほどお願いします。
・機器を利用する際にお伝えする安全事項を遵守ください。また、利用者さまの社内で定められた安全事項についても遵守願います。
・利用者さまの安全や装置保護の観点から、溶融樹脂の混練実験において通念上行ってはいけないことは絶対にしないでください。

○原材料関係
・ハロゲンを含む原料、熱硬化性樹脂、揮発性液体、その他スクリューやバレルを傷める恐れがあると判断される物質はご利用いただけません。
・フィラーを含む材料やフィラーそのものを決して無断で使用しないでください。
・無機系フィラーの場合、最大粒径は20ミクロン以下です。これ以上の大きさの無機系フィラーを用いるとスクリューやバレルを傷つける恐れがあることから、決して用いないでください。
・装置破損防止の観点から、フィラーを用いる場合、粒径についてのデータ提示がなければ利用をお断りする場合がございます。
・フィラーを過量充填しないようご注意願います。
・有害ガス、酸、アルカリを生じる材料は原則用いることができません。ただし、酸/アルカリが生じる材料については、装置を傷めないと判断できた場合は極微少量なら使用可能です。酸、アルカリそのもの(ex:硫酸、水酸化ナトリウムなど)はご使用いただけません。
・装置周辺の汚染防止のため、着色粉末(カーボンブラック、カーボンナノチューブ含む)や周囲に容易に飛散する微粉末の使用を禁止しています。ただしマスターバッチ化したものについては、前述の制約を満たす場合に限り使用を認めます(掃除が相当大変になりますのでご注意ください。別途、掃除専用日を設けることをお願いします。)。

○装置・実験関係
・装置の運転に際し、禁止事項を遵守ください。
・実験水準は適度に余裕をもって計画してください。

○掃除・整頓関係
・実験で発生したごみ等は全てお持ちかえりいただきますので、ゴミ袋のご準備をお願いします。
 (プラスチック袋は破れるので、米袋のような紙袋をお勧めします。)
・掃除および整頓の徹底をお願いします。

○その他
・使用される原材料の詳細は原則開示いただきます。連絡なき原材料の使用は固くお断りいたします。
・ご予約等のご相談に関しては、原材料の詳細をあらかじめ調査頂くと共に、実際に機器を利用する
 ご担当者さまによるお問い合わせをお願いします。
・当センターでは以下のパージ材(洗浄剤)を準備しています。
  【汎用樹脂用】
    □ダイセルミライズ(株) セルパージNX-VC2(使用温度:160〜240℃)
    □(株)ENEOS NUC DFDJ-0964(使用温度:130〜200℃)
  【エンプラ用】
    □ダイセルミライズ(株) セルパージNX-VN2(使用温度:180〜280℃)
    □(株)ENEOS NUC NUC-0965(使用温度:180〜300℃)
    □旭化成(株) アサクリンnewE(使用温度:160〜300℃)
 材質や混練温度を考慮してこれらのパージ材での洗浄が難しい場合は別途ご準備ください。
 ただし、GF等のフィラー入り材料の使用は原則不可とします(装置メーカー純正品を除く)。
・装置近傍に電子天秤および乾燥機を設置しており、ご利用いただけます(別途料金が必要)。
・原材料の事前乾燥依頼は承りかねます。事前に工業技術総合センターまでお越しいただき、セッティングしてください。
・原則として、ある程度の溶融プラスチック実験(射出・押出成形、ニーダー等)経験がある方のみのご利用に限ります。
 知識がない方が利用されると、重大インシデントに気づけずアクシデントが発生するといった安全上の懸念事項があります。
 加えて、機器等の使用方法を学んでいただくのに多大なお時間が必要となり、実際の実験時間が短くなります。

用途 プラスチックの改質
取得日 令和3年1月28日 (2021年1月28日)
設置場所 試作加工試験室
使用料 2450円 / 時間

※県外(関西広域連合は除く)からの申請につきましては、2倍の使用料・手数料となります。

使用料(増分) -------

※県外(関西広域連合は除く)からの申請につきましては、2倍の使用料・手数料となります。